青柳さんの空間づくりは適度な■さをもたせること。

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今回は久しぶりに青柳啓子さんのご自宅の写真から(取材は随分前になります)。

ラ・フェルムの特徴的なところといえば、モデルハウスにいらっしゃったお客さまが長居をしてくださること。“長居”なんて言葉を使うと 「いけないの?」 と感じてしまうかもしれませんが、“是非”おねがいします。好きなだけゆっくりしていってください。そうしていただけると、当社の家の快適さを一日の色々な時間に味わっていただけるからです。

少し脱線してしまいましたが・・・(^_^;)
そうです、その特徴的な

快適さ加減

の秘密の一部をご紹介します。
この記事のタイトルにもありました「適度な■さ」。
伏せ字なんて手をつかってすみませんでした。m(_ _)m

この伏せ字には、 「低さ(ひくさ)」 が入ります。

ホテルのロビーのような高い天井、ガランとした空間はワクワクしますが、落ち着ける場所ではありません。逆に天井の低い部屋はどこか落ち着きます。小さい子供がダンボール箱の中で遊ぶのが大好き(私は今でも好きです(笑))なように、大人になっても適度な低さのある部屋は落ち着きます。でも!

じゃあ、家中天井を低くして、穴蔵のような家にしたら?

というわけにはいきません。それはとっても窮屈です。
青柳さんのご自宅は、抜けるような開放感のあるリビングから、みんなでくっついてお話しをしたくなるようなダイニングにつながっています。

先ほどの話しと少し矛盾しますが、ダイニングの天井は低くありません。
でも、上の写真2番目のような梁が取り付けられているので、頭の中では「なんとなく低めの天井」があるイメージになってしまうんです。だから落ち着くんですね。

これは、薄暗い照明にしたレストランが、光の透けないランプシェードを頭が触るのでは?というほどテーブルに近づけているのに似ています。こうすると、天井が高くても暗くてよく見えませんから、そこに天井があるような錯覚を起こし、落ち着くんです。(余談ですが、そんなレストランの電球は明るめになってるはずです。料理が美味しく見えますし、テーブルからの照り返しの光で顔が照らされ“若々しく”見えるんです)

こんな『落ち着き』の仕掛けは、実は当社モデルハウスにも取り入れられています。
それは、どこでしょうか?(^_^)