「使いやすさ」は“疲れてる時”にホッとすること。

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青柳さんの家づくりで「ハッ」とさせられることはとても多いのですが、

使いやすさって、こういうことか!

と思うことがあります。
家といえば、収納がいっぱいあることが重要な点ですよね。
青柳さんの家も、もちろん収納がいっぱいあります。
でも、このほっとする感じはどこから来るんだろうと考えてモデルハウスを歩いてみると、わかりました。

こんな場面ってあると思います。
楽しい家庭の場面じゃありませんが、お付き合いください。
疲れて帰ってきて、バッグやトートバッグなどをダイニングの椅子に置く。ほどなくして家族も帰ってきて椅子を使おうとしたらもうバッグが置いてある。
ちょっと不機嫌になってバッグの置き場を探す姿に気がついて、

「あ、ごめんもらうよ」

とバッグを受け取って、床に置く。
ホントは床に置きたくないですが、場所がないから仕方がない。
時には、みんな疲れて帰ってきて、こんな些細なことでもイラっとしてしまうことがある。

青柳さんはそんなことも考えているんじゃないかと思うんです。
自分の腰程度の高さに物が置けて、じゃまにならないような場所が色んなところにある。疲れて帰ってきて、クローゼットのような扉がある場所にバッグを置いてしまうと、

「あ、あのメモ・・・(面倒くさいなぁ)」
「あ、スマホ・・・(クローゼットの中か・・・ふぅ)」

と思ってしまいます。でも、手の届く範囲にバッグがあって、誰の邪魔にもならないとしたら、気が楽ですよね。疲れてる時にホッとする、良い家ってそういう細かいところじゃないでしょうか。

あとから家具を置く、という解決法もありますが、家具を置くにしても

ちょっと疲れてるときの場面

を知っておかないと、無理して置いた家具が邪魔になる・・・なんてことも。

他にもよく見るこんな場面。
子どもたちの学校のプリントを「あ、これはとっとかないと」「これ、あとで記入しなきゃ」と置いていくうちに、ダイニングテーブルの隅が“ごちゃ”っとしてきてしまう。

このプリントの山が、何かの拍子に服に引っかかって落ちてしまったりしたら、とってもココロが疲れます。

住んでから分かる「ああ、ここに物が置ける場所があったら良かったのに」という気持ちにさせない、青柳さんの家づくりの優しさってこんなところに見えてきます。