ファース工法の構造の最大の特徴は、お部屋の中から見ることができません。
なぜなら、一番大切なことは
壁の向こう
屋根裏
床下
にあるからです。
冒頭の図は、ファース工法の家をロールケーキのように切った断面図です。
青い矢印が空気の流れです。
ファース工法をイメージするとき、この空気のながれは扇風機のような強い風ではなく、緩やかな空気の動きと考えてくださいね。(実際はもう少し複雑ですが、全体を理解しやすくするためにシンプルにしています)
まず、天井裏の換気扇から新鮮な空気を取り入れます。
そして、屋根裏の装置で程よく温度を下げます。
小学校の理科の時間に習いますが、冷たい空気は重いので下へ降りていきます。
床下にたどり着いた空気は、そこで除湿されます。
冷えていた空気は自然に暖かくなり・・・・壁裏を通って屋根裏へ・・・
壁の向こうではこの繰り返しが起きています。
壁内の温度は常に低すぎず高すぎず、快適温度を保っていて、しかもその構造を外から断熱材で包んでいますから、外気温の影響も最小限にできるんです。
でも、この性能を左右するのは・・・施工技術なんです。
次回は、施工技術で性能がどう変わるか、お話しますね!(^_^)