青柳啓子さんのクローゼットの使い方・・・ではなく、もう一歩進んで『設計』と言ってしまいましょう。
その設計で大切にしていることは、
使いやすさ
場所の有効利用
です。
収納をたくさん!というのは、近頃の家づくりでは当然のことになっています。
でも、家のそこかしこに扉を取り付け、壁という壁を収納にしてしまうのも・・・面白味に欠けます。
青柳啓子さんのクロゼットは、冒頭の写真のように、作り付け(くり抜き)の棚があります。
この棚のおかげで、クロゼットの下に「見えないところだから」と並べたくなるカラーボックスの必要がなくなります。
この頃、DIYが盛んになって、クローゼットの中に自分でフックを取り付け、そのフックにハンドバッグなどをぶら下げて収納する方が多いです。
たしかに、自分で好きなだけフックを増やせますし、床にゴロゴロ並べるより見た目は良いです。
でも、フックの弱点として、
大切なバッグのハンドルを痛めてしまうこと
があります。
バッグには幅があります。
フックは壁から数センチでひっかける。
そのため、斜めがけでハンドル部分にアンバランスな荷重がかかります。
ぶら下げてある間は動かないから、そんなに痛まないはず・・・と思って数ヶ月後に見てみると、ハンドルの革が寄ってしまうことがあります。
気に入っていたバッグがそんなことになってしまっては泣くに泣けません。
青柳さんのクローゼット棚なら、お気に入りのバッグも使わないときは部屋のインテリアのようになってしまいます。ハンドルも絶対に痛みません。
クローゼットにもこんな工夫をすることで、「見えない・見せない物置」のような場所が、インテリアに格上げ!になるんです。
この写真は、全て当社モデルハウスの写真です。
是非、実際に見にいらしてください。
「扉のないクローゼットっていいですね!」
そんなお声をいただいています。