Q. なぜ、グラスウールを使わないのですか?
A. グラスウールは吸湿性があります。
一般的な工法の場合、壁の中に湿った空気が入り込み、グラスウールが湿気を吸い込んでしまうんです。吸い込まれた水分により、濡れた綿のようになり、その重みで壁裏側で下の方に溜まってしまうケースもあります。溜まってしまうと更に乾きが悪くなり、断熱性能が落ちていきます。
湿気を吸い込んで断熱性能を低下したグラスウールには、やがて雑菌やカビが繁殖します。
また、濡れた綿が木材に常に触れているということになりますから、構造体を腐らせてしまうこともあります。
さらに、繁殖した雑菌やカビが居住空間の空気を汚染してしまった場合、アトピーや気管支炎などの要因になります。
最後に、グラスウールそのものではなく、施工者の技術による性能差という問題もあります。
グラスウールは施工者の技量によって断熱性能が変わってしまうことがあり、管理が難しいという問題もあるのです。
そのため、当社では「エアクララ」という断熱材を採用しています。
Q.専用断熱材「エアクララ」だって、施工の問題があるのでは?
大工さんが施工するのであれば、グラスウール同様、断熱性能にばらつきが生じるのでは?
A. エアクララは、開発段階から施工が容易にできるよう工夫してあります。
職人の技量による施工ムラができにくいので安心です。
Q.専用断熱材「エアクララ」の寿命は?
グラスウール同様、「エアクララ」にも寿命があるのでは?
A. これまで一般の高気密高断熱住宅と言っても、壁の中の断熱材が経年劣化したり、外壁と接する柱から熱が逃げてしまったり(熱橋)して、完全な断熱とはいえませんでした。
そのため、「エアクララ」は断熱性能の低下や木材の収縮による気密性能の低下などで、経年劣化が起きない素材をもとに開発されているため、他の断熱材より長期に渡り性能を維持し続けることができます。