三代住み継げる一棟にするために

01 これから家づくりを始める施主様へ

だれもが家に対して求めるものは、

* 長持ちする家
* 地震に強い家
* 冬は暖かく、夏は涼しく快適に暮らせる家
* 使いやすい間取りにしたい
* 健康に暮らしたい
* 省エネで暮らしたい
* 自分の趣味のスペースがほしい など

さまざまです。
わたしたちはそれぞれのお客様に、ご予算の中で満足いただける最適なプランを提案いたします。

02 「いい家」 とはどんな家?

家は家族を精神的・経済的豊かにする場所であってほしいと考えています。
家族の生活をつつみ、お子さんを育て、豊かに老い、次の世代に受け継がれる家。

昔の人はこう言ったそうです。

「家は長持ちさせるべし。
適切に手入れを行い、受け継ぐことが家の繁栄につながる」

何代にも受け継ぐことができる家は、後の代になればなるほど住宅にかかるお金が少なくなります。
適切な手入れだけでいつまでも住める家なら、子孫は住む場所の心配をすることなく豊かな生活を送ることができる。
昔の人はそう言いたかったのかもしれませんね。

“今” だけではなく、未来も視野に入れて、三代住み継げる強い家=良い家。

わたしたちが、何よりも家の構造を重視する理由がここにあります。

03 「長持ちする家」 とはどんな家?

三代住み継げる家は、メンテナンスを続ければなが~く住める家です。
でも、どうすれば長持ちする家が建つのか。
長持ちする家を一言であらわすのは難しいですが、思い切りシンプルに表現すると、

構造がしっかりしているだけではなく、家の大敵である湿気に強い家。

どんなに構造がしっかりしていても、その構造自体が腐ったり劣化したりしては意味がありません。
よく耳にする「結露」は、目に見えない壁の奥で確実に家を劣化させ、寿命を短くします。

結露対策をすると、新たな問題が出てきます。
その問題解決の対策が原因となって、また別の問題が出てくる。
家づくりの歴史はこの繰り返しでした。

04 断熱をしっかりすれば快適?

くりかえしは「断熱材施工」の歴史でもあります。
高度成長期時代には、室内が寒いから分厚いセーターを重ね着するように断熱材を施工しはじめました。
ところが、柱の間に断熱材を入れる方法ではその柱が断熱の邪魔をします。
途切れた断熱材は結露を発生させ、結露は腐朽菌を発生させ、構造が弱くなります。
これは、断熱材ばかりに目が向いて、どんな細かい隙間にも侵入していく水蒸気の存在を軽視したために起きた問題です。

当時から現在まで「高断熱」が重視され「高気密」の部分がオマケのような扱いを受けてきました。
双方がその利点を支えあうと同時に、正しい施工が行われないと、家は湿気(水蒸気)によって劣化させられます。
当社は「これは何かおかしい」と、1999年に茅葺屋根の家を現代の建築方法と融合させた「ファースの家」を採用しました。

茅葺屋根の家の時代には「結露」なんて言葉はありません。
ただ、そのかわりに「年中快適」という考え方もありませんでした。
「ファースの家」はその両方を実現しまったんです。

強固な構造を湿気から守って、新築時の強度を可能な限り保ちつづける。
さらに、室内は年中快適!

これなら、自信を持って 「長持ちする家」 と言うことができます。

「長持ち」する家は、長く住みたい家。
一年中、家の中の空気はきれいでサラッサラ。
夏涼しくて、冬ほっかほか!
(・・・外に出かけるのが嫌になってしまうかも)

そしてもうひとつ。
いくら長持ちで快適な家でも、住んでいてワクワクしない家では、ちょっともの足りませんよね?
そこを次にお話しします。

05 「かっこいい家」 とはどんな家?

構造・快適性能ときたら、最後に大切なのはかっこよさ「デザイン性」ですよね?
奇をてらった近代建築や、そのときどきの流行りのデザインでは、

飽きてしまいます。

結露やシロアリと同じくらい恐ろしい住宅の大敵が、この飽き。
長く住んで飽きないデザインであると同時に、個性的であること。
当社は、飽きのこない個性的なデザイン住宅を提案します。

06 最後に・・・絶対に忘れてはならないこと

家は建てることが目的ではありません。
「家」を建てる目的は、

家族を幸せにするということ。

家づくりで

「この家に満足しながら、末永く住みつづけることができるだろうか?」

という視点はとても大切だと考えています。
家は完成してからが始まりです。

皆さまと良い出会いをして、末永いお付き合いがスタートできることを願っています。