01 全身呼吸で長寿命、自然を味方に
当社の「全深呼吸構造の家」は壁内の換気、乾燥状態は常に良好です。
自然の永久に変化することのない法則を利用しているためです。
▲ 温まった空気は上昇
▼ 冷えた空気は下降
この空気の動きが壁内で常に起こっているわけです。
壁内の構造体(柱と梁・木造部分)は、常に新鮮な空気と接しているため、壁の中が蒸れることなく、
日陰の風通しの良い場所 (昔から食品の保存場所としてよく指定されますね)
となっています。
02 断熱材に溜まった熱も屋根裏から排出!
吉田兼好の「徒然草」には、
日本の家は、夏を旨とすべし
と書かれています。
夏、快適な家を作りなさいと。
でも、今、多くの日本の家は、
夏は、室内より外のほうが涼しい
という問題が起きています。
「夏だから仕方がない」と、これが普通だと思われる方もいらっしゃいます。
ところが、室内より外のほうが涼しいというのは当然のことではないのです。
家の作り方次第で、室内はもっと快適にできます。
03 まず、熱を溜めないこと
夏の夜、家の中が蒸し暑くなる仕組みは、こうです。
昼間、ギラギラと照りつける太陽は外壁を温め、その熱は断熱材に蓄熱されます。
断熱材は熱を伝えるスピードを遅くするのが仕事です。
熱を遮断してくれるわけではありません。
断熱材の厚みによっては、蓄熱した熱は断熱材の逆面まで到達してしまいます。
“到達”と書きましたが、この時点で断熱材全体がホカホカに暖まっているというイメージです。
そして、断熱材に収まらなかった熱は、室内に放熱され始めます。
夏の夜、屋内より屋外が涼しいという場合は、この放熱が原因の一つです。
04 それなら先に『熱』を反射してしまおう!
日光がギラギラ照りつけるイメージから、
光には温度がある
と考えがちです。
でも光には熱はありません。
光は、物にあたってから発熱します。
であれば、発熱する前に跳ね返してしまえばいいんです。
それが 『遮熱 しゃねつ』 です。
遮熱の一番身近な例は、自動車のフロントガラスに設置する、あの銀色の板です。
あの銀色の板が、まさに光を発熱する前に跳ね返すという仕事をして、その結果何時間も駐車してあった車の中の温度がどのくらい違うかは、みなさんよくご存知のこと。
05 断熱材との組合せで
断熱材の欠点は蓄熱(熱をためてしまう)すること、と先程ご説明しました。
コーエーホームでは、
遮熱 (まず、熱を寄せ付けない)
断熱 (そして、蓄熱は断熱材の許容範囲内に収める)
全身呼吸構造 (暑く蒸れた空気を動かして、壁内も家と人にとって常に快適)
これら三段構えで 家の快適性能の向上と長寿命化を図っています。
夏も快適で、長持ちする家
これが、当社の「全深呼吸構造の家」です。