青柳啓子さんのモデルハウスには、のっぺりとつまらない壁がない、そんなお話しを第一回・第二回としてきました。のっぺりとつまらない壁がない、というのは、
白くて大きな壁がない
ということとは違います。
家の中を見回した時、
「なんとなく、ちょっと寂しい感じがする」
と、無意識レベルで感じる、寂しさや違和感。
そんな違和感を感じないのが青柳空間。
つまらない場所なんて、家の中に作りたくないですものね!
この、無意識レベル、感性レベルで考えるインテリア成功の秘訣は、慣れと経験と練習!
なんだかスポーツ選手みたいですが、普段から感覚を鍛えておけば、家が出来てしまってから失敗に気づくなんてことはありません!
こういった場所を後から作ろうと思っても非常に難しいんです。
出来れば家をつくるとき、
「こんな場所を作りたい!」
「この間取りでほんとうに格好のよい家はできるのかな?」
といった相談をしていただくのが一番です。
ところが、家づくりで使う、平面図や立面図というのは、慣れないとそのイメージがなかなか湧いてこないものです。楽譜を見慣れたミュージシャンには楽譜から音が聞こえるそうです。毎日数字とにらめっこの数学者は、その数列から美しい模様を感じるそうです。
設計士は、設計図を通して立体的な建物が見える。
それでも、壁をくり抜くなど奥行きがあるような飾り棚は、プロでも最終的な形がどうなるか想像しにくい場合があります。普段どんな家を作っているかで、どんな眼力が鍛えられるかが変わってくるのかもしれません。
ラ・フェルムの飾り棚制作では、いつも複雑なしっくい造形をほどこして円筒状にしたりドームにしたり、さまざまな形を作りますから、『慣れと経験』は誰にも負けません!
心配ご無用でなんでもご相談くださいね。
最後に、凹みといえば、家の中だけではありません。
この石積みの写真を見てください。
これ、モデルハウス外の、カーポートとお庭を分ける石塀の壁面なんです。
石の組み方を変えて凹みをつくり、ちょっとした棚を作っています。
この棚があると、石塀に軽やかさが加えられてとっても好印象になります。
こんなご相談も、お気軽に~!(^_^)