青柳啓子さんの家づくりは、収納・使い勝手をトコトン考え抜くところから始まります。
機能性が最も問われる場所は、もちろんキッチンです。
キッチンは一日に(多くて)3回、おやつの時間やお茶の時間を考えればもっと何度も使う場所。
青柳啓子さん自らデザインした当社モデルハウスのキッチンは、見学にいらっしゃったお客さまがそこに立って、ちょっと料理をしているフリをしてみたとき、
ピーン! 「これは、使いやすい!」
とくるものがあるそうです。
それが通路の幅なのか、棚の高さなのか、ひょっとすると窓の位置なのか、すぐに
「ここがポイント!」
と具体的に分からないかもしれません。でも、ピンとくる。
モデルハウス見学で感じるその感覚を写真では表現しがたい・・・とっても、もどかしいですが。(^_^;)
家づくりの途中、キッチンデザインのとき、
「食器棚は後で気に入った物を探そう」
と、対面式のシステムキッチンを設置して、背後(ダイニングから見える壁部分)を後回しにしてしまう方がいらっしゃいます。
すると、入居後すぐは、キッチンの床にいろんなものが置かれていて不便。
でも、引っ越し完了後は部屋の中を整え、新しい環境に慣れ、元の生活リズムに戻るまでに大きなエネルギーが必要になります。その中で、
とお店やカタログなどで食器棚を探す・・・。
でも、これ!というものになかなか出会えず、雑然とした雰囲気もなんとかしたくて、“とりあえず良さそう”な棚を選んでしまうことがあります。
でも、やっぱりそれだと使いにくい。
かと言って、買ったばかりのものをすぐに買いかえるのもね・・・。
ちょっと、困ってしまいます。
そんなことにならないよう、キッチンデザインは「あとから何とかすれば」と考えず、私たちにご相談ください。
現在お持ちになっているキッチンウェアやキッチン家電、これから揃えたいもの、増えそうなもの、季節ごとに親戚から送ってもらえる野菜や果物の箱の大きさまで、なんでも教えてください。
それらすべてを踏まえてデザインしていきましょう。
青柳さんは季節感をとても大切にする方。
キッチンに置くととっても存在感のある“あの”みかん箱だって、青柳さんのキッチンにはちゃんと置き場があるんですよ!
そんな秘密をまたご紹介します。(^_^)